Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
須郷 由美*; 橋本 和幸*; 川端 方子*; 佐伯 秀也*; 佐藤 俊一*; 塚田 和明; 永井 泰樹*
Journal of the Physical Society of Japan, 86(2), p.023201_1 - 023201_3, 2017/02
被引用回数:14 パーセンタイル:68.14(Physics, Multidisciplinary)Zn()Cu反応により合成したCuを利用し、結腸直腸の腫瘍を有するマウスにおけるCuClの生体内分布を初めて観測した。その結果、Cuの高い取り込みが、腫瘍ならびに銅代謝のための主要な器官である肝臓と腎臓で観察された。これは腫瘍に対するCuの蓄積を示す結果であり、CuClが癌放射線治療のための潜在的な放射性核種薬剤であることを示唆している。また、現状で入手可能な強い中性子を用いたZn()Cu反応を利用することでもたらされたCuの生成量の増加は、小動物を用いた治療効果について更なる研究の進展もまた約束するものである。
塚田 和明; 渡辺 智*; 石岡 典子*; 初川 雄一*; 橋本 和幸*; 須郷 由美*; 佐藤 望*; 金 政浩*; 川端 方子*; 佐伯 秀也*; et al.
no journal, ,
核医学用放射性同位体(RI)は、主に癌などに対する高感度の診断及び治療が可能であるため世界中で重用されている。我々は、診断用RIとしてMo-99を、治療用RIとしてY-90を、そして診断・治療の両方に対応できるRIとしての期待が高いCu-64及びCu-67を対象に、安定稼働に定評がある加速器で得られる高速中性子を用いて合成する事を目指した実験的研究を行ってきた。実験は、量子科学技術研究開発機構高崎AVFサイクロトロン及び原子力機構タンデム加速器にて行い、1250MeVの重陽子ビームを炭素あるいはBe標的に照射することで発生する高速中性子を、合成用ターゲット(濃縮Mo-100, Zr-90, Zn-64及びZn-68の酸化物)に照射し合成した。その結果、目的とするRIの生成量評価並びに副生成物に関する情報を得たので報告する。